春の歌 春の香り

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萩原朔太郎 詩 「山に登る」

昨夜は皆既月食でした。
赤銅色の丸い月が鈍く灯りながら長い時間オリオン座の上に浮かんでいました。
空の高い位置にある月が赤銅色なのは不思議な感じです。
子供たちと月をみていると、「あ、うさぎの形の雲!!」
月の下側に横向きのうさぎの形の大きな雲がくっきりと浮かんで、うさぎが月を恋しく見ているようでした。
すぐに消えてなくなりましたけど・・夜空に物語が生まれていそうな月夜でした。


萩原朔太郎ー(明治19年ー昭和17年 1886-1942)
「月に吠える」序
  「・・詩とは感情の神経を掴んだものである。生きて働く心理学である。・・」
  「・・私は詩を思ふと、烈しい人間のなやみとそのよろこびをかんずる。・・」
  「・・詩は神秘でも象徴でも鬼でもない。詩はただ、病める魂の所有者と孤独者との寂しいなぐさめである。
  詩を思ふとき、私は人情のいぢらしさに自然と涙ぐましくなる。・・」
  「・・月に吠える犬は、自分の影に怪しみ恐れて吠えるのである。・・」

昨夜は月は煌々と照らすわけでもなく、朔太郎の”病める犬”も吠えずにすんだかもしれません。

妖しい感覚の詩が多いなか、この言葉はストレートにキュンっときます。。↓↓


 

「山に登る」詩の最後の言葉

  おれはいまでも、お前のことを思つてゐるのだ。





すてきな休日をお過ごしくださいませ。
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by withyoursong | 2011-12-11 07:00 | | Comments(0)